魅惑の果実
気に入らないキャストが同じ席につくと平気でシカトしたり、嫌がらせしたりする。
仕事なんだからって思うけど、こればっかりは口でいったところでどうにもならないと思う。
それどころかみんな気が強いし、大げんかになって、悲惨な結果で終わりそう。
幸いにも私はまだ嫌がらせを受けたことがない。
たいしてやる気がないのもみんな知ってるからだろうし、目立つような事はしないから。
でも桐生さんの事が咲さんに暴露たら終わりだろう。
どんな嫌がらせを受けるか分からない。
想像しただけでゾッとする。
「莉乃」
「はい」
店に客が入ってきて、店長に名前を呼ばれた。
もう少し待機してたかったけど、しょうがないか。
私は案内された席に座り、いつもの様に笑顔を浮かべた。
笑過ぎて仕事が終わる頃にはいつも頬っぺたが痛い。
それはきっと無理に笑顔を作ってるからだよね。
でも飲むか笑うかしてないとやってらんない。
水商売って世間一般にはまだ快く思われてないけど、商売してるこっちだって客の事を快くは思ってない。
良いお客さんなんて本の一握り。
大抵は気持ち悪くて吐き気がする。
今ついてるこの席だってそう。
ベタベタベタベタと人の太ももを触る気色悪い輩め。
仕事なんだからって思うけど、こればっかりは口でいったところでどうにもならないと思う。
それどころかみんな気が強いし、大げんかになって、悲惨な結果で終わりそう。
幸いにも私はまだ嫌がらせを受けたことがない。
たいしてやる気がないのもみんな知ってるからだろうし、目立つような事はしないから。
でも桐生さんの事が咲さんに暴露たら終わりだろう。
どんな嫌がらせを受けるか分からない。
想像しただけでゾッとする。
「莉乃」
「はい」
店に客が入ってきて、店長に名前を呼ばれた。
もう少し待機してたかったけど、しょうがないか。
私は案内された席に座り、いつもの様に笑顔を浮かべた。
笑過ぎて仕事が終わる頃にはいつも頬っぺたが痛い。
それはきっと無理に笑顔を作ってるからだよね。
でも飲むか笑うかしてないとやってらんない。
水商売って世間一般にはまだ快く思われてないけど、商売してるこっちだって客の事を快くは思ってない。
良いお客さんなんて本の一握り。
大抵は気持ち悪くて吐き気がする。
今ついてるこの席だってそう。
ベタベタベタベタと人の太ももを触る気色悪い輩め。