魅惑の果実
危ない人。
だけど私にとっては愛しい人。
そう思うと凄く変な感じ。
「ずっと忙しかった?」
「それなりにな」
「桐生さんって疲れた顔しないよね」
「お前がやらかさない限りな」
私にもしものことがあったら心配って事?
何にも動じない桐生さんにそう言われると嬉しかった。
好きだから気にかけて欲しい。
でも、好きだからこそ心配をかけたくない。
「ただでさえやる事が多いんだ、面倒ごとを持ち込むなよ。 俺の手を煩わせるな」
「うわぁ〜その言い方ヒドっ!! 感動した私が馬鹿だった」
口ではそんな事を言いながら、きっと本心は違うんでしょ?
だって、声も表情も柔らかい。
貴方の事が少しずつわかっていく度、気持ちが高揚する。
_コンコンコンッ!!
「桐生さん!! いらっしゃいませ!!」
ノックの音と同時に咲さんが姿を現す。
そして当たり前の如く桐生さんの隣に座る。
嫌だと思う気持ちは変わらないけど、前よりも少しは余裕でいられた。
「桐生さん、ご馳走様でした」
グラスを合わせ、私は席を立った。
咲さんはそんな私には目もくれない。
だけど私にとっては愛しい人。
そう思うと凄く変な感じ。
「ずっと忙しかった?」
「それなりにな」
「桐生さんって疲れた顔しないよね」
「お前がやらかさない限りな」
私にもしものことがあったら心配って事?
何にも動じない桐生さんにそう言われると嬉しかった。
好きだから気にかけて欲しい。
でも、好きだからこそ心配をかけたくない。
「ただでさえやる事が多いんだ、面倒ごとを持ち込むなよ。 俺の手を煩わせるな」
「うわぁ〜その言い方ヒドっ!! 感動した私が馬鹿だった」
口ではそんな事を言いながら、きっと本心は違うんでしょ?
だって、声も表情も柔らかい。
貴方の事が少しずつわかっていく度、気持ちが高揚する。
_コンコンコンッ!!
「桐生さん!! いらっしゃいませ!!」
ノックの音と同時に咲さんが姿を現す。
そして当たり前の如く桐生さんの隣に座る。
嫌だと思う気持ちは変わらないけど、前よりも少しは余裕でいられた。
「桐生さん、ご馳走様でした」
グラスを合わせ、私は席を立った。
咲さんはそんな私には目もくれない。