君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
だってそんな急に甘い顔されたって困る。
それにしても…。
周りを見渡すが、私達以外の客の姿が見えない。こういうところって今がピークの時間なのに。
「あっ。お客なら俺達だけだよ」
そんな私の心情を察してか、副社長がそう言ってきた。
「貸し切りにしたんだ。俺達だけでね」
「貸し切りですか!?」
驚きのあまり思わず立ち上がってしまった。
「あはは。櫻田さん驚きすぎ」
「だって…!」
貸し切りなんて聞いて驚かない方が可笑しいわよ。
そんなとき、店員さんがカクテルを運んできて、そのまま私はまた席に座る。そして店員さんが行った後もなにがそんなに面白かったのか、笑いを堪えている副社長。
「…笑いすぎじゃないですか?」
「だって面白くてさ。…だから本当、櫻田さんのこと好きなんだよね」
私を見つめたままそう言い、そして微笑む。
その顔が私を好きだって言っていて、恥ずかしくなっていく。
「今回の出張で勝負に出たんだ」
「え?」
勝負?
「そう。東野君から櫻田さんを奪うならこのタイミングしかないって思ってね。その作戦の一つだったんだ。大貫さんと櫻田さんを会わせることが」
どういう意味?全然分からない。
それにしても…。
周りを見渡すが、私達以外の客の姿が見えない。こういうところって今がピークの時間なのに。
「あっ。お客なら俺達だけだよ」
そんな私の心情を察してか、副社長がそう言ってきた。
「貸し切りにしたんだ。俺達だけでね」
「貸し切りですか!?」
驚きのあまり思わず立ち上がってしまった。
「あはは。櫻田さん驚きすぎ」
「だって…!」
貸し切りなんて聞いて驚かない方が可笑しいわよ。
そんなとき、店員さんがカクテルを運んできて、そのまま私はまた席に座る。そして店員さんが行った後もなにがそんなに面白かったのか、笑いを堪えている副社長。
「…笑いすぎじゃないですか?」
「だって面白くてさ。…だから本当、櫻田さんのこと好きなんだよね」
私を見つめたままそう言い、そして微笑む。
その顔が私を好きだって言っていて、恥ずかしくなっていく。
「今回の出張で勝負に出たんだ」
「え?」
勝負?
「そう。東野君から櫻田さんを奪うならこのタイミングしかないって思ってね。その作戦の一つだったんだ。大貫さんと櫻田さんを会わせることが」
どういう意味?全然分からない。