幼い頃の小さな約束
「あの~、メアド教えてください!」
「今度、合コン行かない?」
木野君は、たくさんの人に話しかけられて、困惑していた。
慌てているところは、子供のようで可愛い。
そういうギャップが、あたしの心を掴んで離さない。
これだから、困っちゃうんだ。
好きになりすぎてしまって。
木野君は、あたふたとやっていたけど、急にみんなの方に向いた。
その目は、小さい子の純粋な瞳に、よく似ていた。
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