代償
「………やっぱ、言わない」
キャーラは困ったような表情で笑う。
───何か、絶対変な事だ。
「………」
って。
「何で分かるの?」
「勘だね。僕の勘、結構鋭いんだよ。警察、しているし」
勘か。
………私にも、分かればいいのに。
分からないんだなぁ。
これが。
「文香ちゃんはどうするの?上時総長が起きたら。また一緒に住む?」
………また、一緒に?
──住みたい?
住まなきゃ、復讐出来ないし。
あのお金、使えないし。
あるなら、価値があるように使いたい。
でも、
「………分からない」
迷っている自分がいるんだ。
怖いのか、何なのか。
「まぁ、ゆっくり考える事だね。まだ時間がある」
──答えが先か、上時総長の目覚めが先か。
───上時は何て言うだろう。
いいって、言ってくれる?
ダメって、言う?
「お腹の子の事もね」
キャーラは、
「………生む、べき?」
「僕は生んだほうがいいと思うよ」
生む事に。
おろそうとするのは、私くらいか。
「………辛いね」
頭を撫でられた。
キャーラは困ったような表情で笑う。
───何か、絶対変な事だ。
「………」
って。
「何で分かるの?」
「勘だね。僕の勘、結構鋭いんだよ。警察、しているし」
勘か。
………私にも、分かればいいのに。
分からないんだなぁ。
これが。
「文香ちゃんはどうするの?上時総長が起きたら。また一緒に住む?」
………また、一緒に?
──住みたい?
住まなきゃ、復讐出来ないし。
あのお金、使えないし。
あるなら、価値があるように使いたい。
でも、
「………分からない」
迷っている自分がいるんだ。
怖いのか、何なのか。
「まぁ、ゆっくり考える事だね。まだ時間がある」
──答えが先か、上時総長の目覚めが先か。
───上時は何て言うだろう。
いいって、言ってくれる?
ダメって、言う?
「お腹の子の事もね」
キャーラは、
「………生む、べき?」
「僕は生んだほうがいいと思うよ」
生む事に。
おろそうとするのは、私くらいか。
「………辛いね」
頭を撫でられた。