代償
午後8時。
嫌々、上時は、服を替えて家を出た。
お仕事ですね。
って。
何のお仕事?
ずっと思ってたけど。
………借金の取立て?
んなわけない。

お風呂に入って、勉強しましょ!
家庭教師がいないけど。
問題集に向かい。

はい!
分かりません。
上時が買ってきたものだし。
………どんなレベルの問題集よ。
私も解けないって………。

これ、3年用の受験対策問題集。
はい。
解けるわけない。
まだ2年だし。
………あのね、上時総長。
私、まだ2年だよ。
それにこの問題集解かせちゃう?
………味覚同様、

頭アーユーオッケー?
なーんて。
って。
上時総長、めちゃめちゃ頭いいよ。
難関国立大にも行けるんじゃない?
なーんて。
暴走族の族長、難関国立大に行ったら世界問題になるよ。
ねー。

『遊びにいっていーい?』
メール。
無論、キャーラ。

『凜音とユートとー』
ユートさん?
高所恐怖症なのに?
大丈夫?

いいよと返信。
少し、片付けよう。
散らかし魔の上時が散らかしてったから。
もう。
いくら掃除してもきりがない!!

もう!!
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