桜雨〜散りゆく想い〜
 でも、もしもそんな時刻表があるとしたら、香と僕の再会もそこにはちゃんとあるのかな?


 ないはずがないよね。だって僕達は再会したんだから――




 窓の外を見るといつの間にか雨は止んでいた。


 くたびれたシャツを着た男の姿は無く、僕と同じ歳くらいの女の人と二人になっている。


 僕が降りる駅が近付いた事を告げるアナウンスが流れ、置いていた傘に手をかけた。


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