掌編小説集

275.裏に隠れた支配者は駒にさえ見放される

蚊帳の外で嘲笑ってるんじゃない


手のひらで思い通りに転がしてるんじゃない




アナタが蚊帳の外に追い出されただけ



自ら離れて孤独の言い訳をしているだけ



アナタなんて関係ない


元から必要ない


認識すらしていないのだから


蚊帳の中では楽しくやっているから



せいぜい傍観者でいなよ

独りでだけどね
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