ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。

「あら、帰ってきましたね」


お母さんからは鬼のような雰囲気が纏われた。


…こりゃ後で殺されるね。


なんて思いつつ、「こんばんは！」と挨拶をした。


「変わってませんねえ、秋穂さんも」


「すみません！こんな子が…まさか」


隆裕と付き合ってるなんて、ってか。



まあ普通そうだよね。



「お久しぶりです。隆裕…くんも家に帰ってる頃だと思います」



「あらあら。坂枝さん、大丈夫ですよ。」



「今日は少しお礼を言いに来ただけですから」



お、お礼？



「それから挨拶もしたくて。…改めてね」




「そっそんなご挨拶なんて、すみませんいつもうちの子が」