ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
目の前にあったのはかわいい感じのファンシーショップ。
「ここの指環、高級店よりは一桁も二桁もすくねえんだけど、それでもたけぇんだよ。
んで、親からの金でもいいかなってすぐ買おうかって思ったけど、自分で買おうと思ってさ」
だからあんなに一生懸命バイト…
「値段はほぼ一緒でさ、デザインどれがいいかいまいちわかんねえんだけど、選んでくんね?」
「うん、わかった」
中に入ると良い香りがする。
「いらっしゃいませ」
ショーケースを覗く。
うん、確かにこれはバイトしなきゃ買えない値段だ。
「…七海なら、多分この薄ピンクのシンプルなやつ」
「さんきゅー。すんません、これ明後日までとってもらってもいいっすか?」
七海、愛されてるな。
原くんの横顔を見て思った。