盲目少女と人斬り集団
土方『アユ、其奴を部屋に連れて行ってやれ
てめぇの隣が空いてんだよ』
アユ『空いてるんちゃうわ!!空けてるんよっ
いつでも閑梛が帰って来られるようになぁっ』
歩さん、、、
私にはお姉ちゃんがいた
とても優しいお姉ちゃん
〝ギュッ〟
アユ『……っ……』
私が歩さんの着物の袖を握ると
歩さんの気配が揺らぐ
私はいつもこうしてた、歩さんだけに
アユ『ほんま、あの子を見とるみたいやわぁ、
うちのことは〝アユ姉〟呼んでな?
あんた、名前は?』
凉梛『涼、、、涼梛…』
アユ『ええ名前やな、涼梛』
歩さん、、、アユ姉は
私の頭を優しく撫でてくれた
閑梛のときと同じように、、、
こうして、私の新しい人生は回り始めた。