盲目少女と人斬り集団



夏海『お、以蔵お迎えご苦労さん』


ちょうど、茶と菓子が用意できたところで
以蔵が桂と高杉を連れて帰ってくる


以蔵『ううん、』


以蔵は夏海の言葉に首を振ると
居間の隅へと座る


武市『以蔵??どうかしたのかい?』


武市は以蔵の異変に気付いて問いかけるも
以蔵は何も答えずに
部屋から外を眺めている


『鴨』「以蔵、祐のことか?」


以蔵『あんたには関係ない。
どうして祐は僕の元へ来ない
十年ぶりに会えたのに
あんたが祐を奪った、、、』


【祐は熊に奪われた】

以蔵が祐と再会したとき
『鴨』のそばにいて
そして、記憶の無くしていた祐を見て
鴨を熊と言い表し
祐を自らの弟を奪われたと言った


『鴨』「ふはははっ!!
あー、儂には関係ない、、、いや、あるぞ、以蔵よ、、、
祐も貴様も……閑梛も
儂の大切なせがれじゃ、、、」


桂、夏海、高杉『っ!?』


武市『なぜ、話す、芹沢よ、、、』


以蔵『僕らが、あんたの息子…??』


『鴨』は芹沢鴨だった

そして、
祐、以蔵、、、そして……閑梛の親だった


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