盲目少女と人斬り集団


芹沢『祐、もう良かろう、、、なにと隠さないでいいだろう。』


儂は儂を抱き締める祐の頭を優しく撫でる
祐は泣きそうな顔をしながら儂を離す



以蔵『…っ、、、ぅぐ、、、』

以蔵を見ると肩に深くクナイが刺さっているため
痛みに顔を歪めている

そんな以蔵を武市が支えている


芹沢『以蔵、可哀想に、、、痛かろう、、、』


以蔵『来るな!!』

以蔵は儂から逃げるように腰を引くも
肩の痛みから崩れてしまう


芹沢『すまんな、祐は儂のことになると誰でも傷付けてしまうんだ』

儂は以蔵を優しく抱くと
着物の肩の部分を優しく脱がせるとクナイをグッと抜く


以蔵『い゛ぁ!!』

以蔵は痛みに顔を歪めながら
儂の着物を掴み痛みに耐えるように小さく震える



芹沢『すぐに治してやる』


儂は自らの指を傷つけると
以蔵の傷に血を塗る


すると、、、


夏海『傷が、治っていく、、、』


夏海は驚いた様に目を見開いている


以蔵『なに、して、、、』

痛みの引いていく傷に以蔵も驚いている


儂は傷を治す血を持っている
儂の血は人の傷を癒すことが出来る
致命傷でも
血を与えれば治せる
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