俺らの初恋事情!?
ー夢sideー

全く…
二人とも鈍いんだから…
「てか由芽あんた何やってんのよ」

「何って別に能力のこと教えてあげてるだけよ。あなたの能力は確かテレパシーよね夢さん」

「能力なんて邪魔なだけよ…」

「そう」

能力なんて必要ない…

私はこの能力が嫌いだ。
だから…

「うん」

と大きくうなずき笑って見せた。

そしたら…

由芽はこちらを睨み、屋上を去っていった。

杉崎、咲那、これから何があっても…

あなたたちは崩れてはいけない…

「頑張って」

私の声は屋上でただ響いた。
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