身代わり姫君の異世界恋綺譚
「琴姫の身体に再び入り込み、強大な力を出し始めた時に祓うことにしました」
清雅の言葉に紫鬼は頷いた。
「紅は必要か?」
紅は陰陽師とは違うが、物の怪と戦うことも出来る娘だ。
「いいえ、今は大丈夫です」
清雅は紅が苦手だった。
きれいで人間ではない存在。
紫鬼以外からは、誰がなんと言ってもいう事をきかないのだ。
「では真白の所へ行って来るとしよう」
そう言うと、清雅の目の前で紫鬼は消えた。
清雅の言葉に紫鬼は頷いた。
「紅は必要か?」
紅は陰陽師とは違うが、物の怪と戦うことも出来る娘だ。
「いいえ、今は大丈夫です」
清雅は紅が苦手だった。
きれいで人間ではない存在。
紫鬼以外からは、誰がなんと言ってもいう事をきかないのだ。
「では真白の所へ行って来るとしよう」
そう言うと、清雅の目の前で紫鬼は消えた。