無愛想な彼に胸キュン中




椎木くんがあたしを。
あたしだけを見てくれてる?



そう思っちゃってもいい?
夢見ちゃってもいい?




「えっ、と……よろしくお願いします……っ」




差し出された手を握る。




……椎木くんの手、冷たい。
青葉の温かい手とは正反対――……。




すると、椎木くんは優しく微笑んでくれた。




その笑顔が嬉しいはずなのに。




気持ちが揺らいで、
違和感を感じてしまうのはどうして――……?




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