無愛想な彼に胸キュン中





「……なんだ、類か」



「なんだってなんだよ~。俺じゃないほうがよかった?」



「…………」




なんだよ、それ。



こいつもこいつでうざい。
俺の気持ちを見透かすとこが。




「え、黙んなって!ってか女の子に冷たいこと言ったって本当?」



「え?」




なんでそれを知ってんの?
まぁ、なんとなくわかるけど。




「女の子たちが騒いでたからさ」



「……だろうね。だから女は嫌いなんだ」




こっちの気持ちも考えないで
自分達の思いを押し付けて。



被害を受けるのはいつも俺と、第三者。
お前らじゃない。





< 186 / 405 >

この作品をシェア

pagetop