無愛想な彼に胸キュン中
「三枝」
「うん?」
「そこ、座って」
指差さされたベッドに座る。
なんだかまた、無愛想な顔になる青葉。
どうしたんだろ?
なにか言いたいことがあるのかな。
……まさか、言いにくいこと?
「青葉……?」
「気に入らなかったら、受け取らなくていいから」
「え……?」
不安が膨らんだあたしの目の前に差し出されたのは、青の四角い箱。
いきなりの行動に目をぱちくりさせるあたし。
へ、なに……?