藍い月と…


暁は何かを考える仕草をした後に

決心したように口を開いた


「俺達は藍龍に救われた

すげぇ格好良くて

喧嘩も強くて仲間想いで

だから藍龍にも藍龍が居た

藍王にも憧れてんだ

依琉に言っても多分解らねえと

思うけど藍龍も藍王もすげえ奴だ

俺らは藍王の下に付きたくて

まだ俺が幹部でコイツらが

下だった時に当時の幹部、総長に

頼んで藍王に交渉しに行って貰った

結果は断られたが認めてると

藍龍が言っていたと総長に訊いた

それだけでも俺らは嬉しかった

それだけじゃねえ

藍龍は俺らに大切な事を教えてくれた

当時の覇凰はまだちゃんと

纏まっては無かった

そこに藍龍と当時の総長が

話したんだ、今のお前らには

足りないもんがある

それは何だと思う?――…絆だって」


暁から訊いた話でアタシは思い出した

あの日よりももっと前に暁達に

出逢ってた事に


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