藍い月と…
紫鬼は真っ当な族じゃない
卑劣で最低な族だ
薬は愚か、強姦もするような集まり
一度アタシ達が潰したのに
また復活するとはしぶとい奴等だ
完全に潰しておけば良かった
アタシの爪が甘かった…
――キュルキュルッ、とタイヤが擦れる音とともに
アタシ達を乗せた単車は止まった
上手く撒けたようで、アタシと暁は
学校の校門前に無事に着けた
暁はまた単車を置いてくる、
そう言って単車を置きに行った
暁が行ってから気付いた
手が震えてる
でもこれは怖いからじゃない