最後の願い 〜モテ男を惑わす地味女の秘密〜
「恭子の友達になってください。お願いします! 痛っ」
莉那先輩は勢いよく俺に頭を下げ、勢いよすぎてカウンターにオデコをぶつけていた。
莉那先輩って、意外に三枚目っすね?
「大丈夫ですか?」
「う、うん」
莉那先輩は、涙目になりオデコを擦った。莉那先輩、可愛いっす。オデコにチュウしたいっす。
「ねえ、それならいいでしょ?」
「友達、ですか……。その恭子さんって人はいいんですか? そんなんでも」
「それは大丈夫。っていうか、かえってその方がいいかも」
「なんでですか?」
「それはね、恭子って意外と……」
と莉那先輩は言ったが、後が続かない。
「意外と何なんですか?」
「何でもない。そこは聞かないで?」
「はあ」
友達ねえ……
男と女の間で友達ってありか?
なんか、ピンと来ねえなあ。
「という事は、例えば昼飯を一緒に食うとかですか?」
「ん……そうね。そうしてくれると嬉しいかな」
「でも、そうしたら楠さんはどうします? 一人になっちゃいますよ?」
「私? 私は大丈夫よ。何とでもなるわ」
「はあ……」
とその時、俺は頭の中である事を閃めいた。ピンポーンって感じで……