いつか夢の中で
そんなことをぶつぶつ言っていると、スプーンがとんできて、みごと俺のひたいに命中した。











そして、机の上にカレーをおいて、










「じゃあ、ジョイトならジョイトなりに、頑張りなさい。




人間とは違って、魔法使いの血は少しかもしれないけど、きちんと入ってるんだから。








しかも、あなたはユースのクォーターなのよ。







母さんより、恵まれてるわ。




とにかく、頑張れば魔法が少しは使えるようになるから。





今のスプーンとばしみたいなこともね。





あ、そのスプーンで夕飯のカレー食べてね。
貴己さんの、スプーンも。」










と言って、今度は父さんの顔面に激突した。








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