俺の幼馴染が鈍感過ぎる

教室に戻ったら、なみがいた。


ロッカーに制鞄を入れたばかりのようで、その手は何かを投げる形で止まっている。

「美波、優明と別れたんだろ?」

開口一番、何故かそんなことを聞く燈ちゃん。

どういうこと?

まだ別れるなんて、なみには言ってない。


「さっきも、それ言ってたが…別れてねーよ?なぁ、ゆう」

何故かこっちに話を振って来る。


というか…さっきも言ってた、って、どういうこと?


聞きたい。けど、返事を期待するようにこちらを見つめているから、今は聞かれたことに答えるべき…

付き合ってる。

言いかけて、やめる。

「もう、別れる」

賭けが始まった。

さぁ、どうするの?

なみ。

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