202号室の、お兄さん☆【完】
 
起きても、気持ちはどんよりしたままだった。

まるで私の気持ちを映し出したかのように雨も降りはじめた。

でも、
怖いけど初めて自分から行動に出ようって決めた!


もう、勇気を出して千景ちゃんに全部聞いてしまおう。
――お兄さんの事を。


そう思ったのに、千景ちゃんが見つからない……。



「みかどちゃん、サークル有りすぎて分からないよー」
「巨乳で艶めかしい美女って事以外、探すヒントない?」

同じ学科で、友達になれた2人に千景ちゃんを探すのを手伝ってもらうが、見つからない。

アドレス、交換しとけば良かった……。

雨の為、一階の体育館前がサークル勧誘広場なので、範囲が狭い分、人が溢れかえっていて更に苦戦しそうだ。


「ねーねー、君たち、『音楽同好会』に入らない? 週1で集まって、飲みながら好きな音楽を」
「スイーツ食べ歩きサークル入らない? 格好良い人がいるお店を巡るのよー」

……なんか、サークルというより、飲み会がメインばっかりです。
まだ、20歳になってないから飲めないのになぁ……。


「みかど!! ここ入ろうよ!!」

いつの間にか、2人が興奮して慌てていた。
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