好きだったよ、ずっと。【完】
大学二年の春。



璃香の想いが通じて二人は付き合った。



璃香から報告を受けた時は、笑顔でいるのがツラかったっけ。



「朱里!春夜も、わたしのこと好きだったんだって!!」



「…っ、へぇ!そうだったんだ!!おめでとう、璃香。結婚式には呼んでね!」



「やだぁ、朱里!気が早いってばー!!」



こんな会話が、つい昨日のことのように鮮明に覚えている。



春夜も好きだった。



最初から、わたしにはチャンスがなかった。



眼中になかったんだろう。



璃香はとても綺麗な顔立ちで、クラスの男の子からもモテた。



春夜も男前で、しかも優しいからいつも女の子に囲まれていた。



そんな美男美女が付き合い、周りからはお似合いのカップルとして認められていた。
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