好きだったよ、ずっと。【完】
「ホントに、ヤってないのか?」



「だから、ヤってないってば」



春夜の目に見つめられると、縛られたように動けなくなる。



息も、吸えなくなって。



「何もなかったのか?」



「えーと、うん」



だけど、そう聞かれれば全く何もなかったとは言えず。



「お前、ウソ付く時必ず目キョロキョロさせるよな」



「えっ!?」



春夜の言葉に驚きながらも、目をギュッと瞑った。



「隠したってもう遅いだろ」



「…うっ」



春夜に言われ、落ち込んだ。
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