sweet wolf




「てめぇが噂の転校生だと?」




ブリーチは馬鹿にするように言葉を吐き、室内だというのに煙草を加える。

そして、ライターを取り出し火を点けた。



蛇に睨まれた蛙のように、身動き出来ないあたし。

強くなろうと思ったのに、こんな強烈な男を目の当たりにすると、怖れすくみ上がってしまう。

……情けない。





「面白ぇな」




男はそう笑い、あたしの手首を容赦無く掴み上げる。

そして、耳元で煙草の煙と一緒に言葉を吐いた。




「やらせろよ」



< 127 / 312 >

この作品をシェア

pagetop