sweet wolf
馬鹿にして。
あたしを女だからって馬鹿にして!!
弱いあたしの脳裏に、あの子が浮かび上がる。
あの子だったらどうするかな。
きっと、今のあたしみたいに情けない降参の仕方はしない。
もっと、自分を強く持たなきゃ!
「なめんなよ」
あたしは力一杯男を睨み、身体に力を入れる。
男は嫌らしい笑いを浮かべたまま、あたしを掴み上げる手に力を入れた。
「……ッ」
手首が千切れそうに痛い。
あたしの力じゃ、どうにもならない。
「俺はなァ、狼なんて怖くねェんだよ」
臭い煙とともに、ブリーチは言葉を吐く。
「てめぇを利用して、狼に……」