sweet wolf
「何してるんだよ?
早くお弁当食べよ?」
「え?」
顔を上げる。
すると、直樹が笑いながら弁当を出し、机をおもむろにくっつけた。
「なっ……一人で食べるからいいってば!
直樹だって友達いるでしょ!?」
慌てて言うが、
「大丈夫だって。
杏ちゃんが悲しい目をしてたから、僕の力が必要でしょ?」
そう言いながら爽やかに笑う直樹。
「そんなことないし!!」
慌てて反論したが、本当は嬉しかった。
直樹って空気が読めない世話焼きだと思っていたけど、そんな直樹にいつも救われている。