sweet wolf




あたしの胃がキリキリ痛み、奥から酸っぱいものがこみ上げてくる。



この場所にいたくない。

あいつらなんて見たくもない。

こんな学校……辞めてしまいたい!!






二人から目を離し、あたしの手を見つめる。

転んだ衝撃で少しだけ擦りむいていた。

あたしの横には水筒が転がっていて、おそらくそれにつまずいて転んだのだろう。




あたしは震える手に力を入れ、渾身の力で立ち上がった。




怒り?

悲しみ?

絶望?




訳の分からない感情が渦巻いて爆発しそう。

それでも自分を抑え、震える足を踏み出した時だった。



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