sweet wolf







校門をくぐり、下を向いて歩く。

やっぱりあたしの噂は学校中に広まっているみたいで、周りの人はあたしを見てひそひそと噂をする。

だが、彼らは決して目を合わせようとはせず、あたしが近づくとわざとらしく離れていくのだった。




何だよ、感じ悪いの。

新たな嫌がらせか?





あたしのイライラは増すばかり。

あいつに会ったら、この怒りを全てぶつけてやる。

あたしの大敵、春樹に。




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