sweet wolf




「えっ、あたしを忘れたのぉ!?

相変わらず酷いなぁ」




彼女はそう言いいながら、その短い髪に手をかける。

陽の光を浴びて、髪がきらきらと輝いた。





「美里だよ。

昔、家が向かいだった!」



「美里!」




あたしは思わず叫んでいた。





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