苺みるく
下校時間。

いつもは香音と帰ってるんだけど今日は下校が早い事もあって、香音は翔くんとラブラブデート。

そんなんで、あたし一人トボトボと帰宅した。


「はぁ…誰か暇な人とかいないのぉぉ!!」


そうつぶやくとタイミングよくメールがきた。

携帯のディスプレイには『りゅう』という文字が点滅 していた。

[TO]玲子
[FROM]りゅう
今暇?
だったら俺の家来ない??
たくさんのお菓子と俺が待ってるよ~!!笑っ


あたしはすぐに返信した。


[TO]りゅう
[FROM]玲子
頭痛いから、やめとくね。
ゴメンね~。


暇だと言っても、はしゃぎたい気分でもなかったので、あたしはそう返事を返した。


「早く彼氏できないかなぁー!!!」


と毎日呟く日々が続いた。

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