今日も笑って嘘をつく
「……相変わらず意味わかんねェやつだな〜。お前は。」
と私に向かってヘラヘラと笑った秋。
きっと数分後にはそんな笑いかたも出来ないようになるよ。きっと、ね。
「で?どうなの?店閉めてくれるの?」
「閉めるワケねェだろ〜が。」
……ちっ。
やっぱりそう簡単には閉めてくれないか。
でもその辺は想定内だから良いんだけど。
「ふーん。そっちが閉めてくれないなら他の人に聞かれても知らないよ?
蘭蝶の神崎秋都さん。」