総長からの「愛してる」Ⅱ
「こいつ俺が側にいねえと、ただでさえ情緒不安定なのに不安で震えだすんだ。」
「……同情、じゃないんだな?」
「本気で美愛を愛してるから、俺の愛情にこいつが応えてくれたから……
俺はこいつに守られたのに、守ってやれなかったから。
俺は今度こそ守ってみせる。」
廉の瞳に宿るその意思は、俺が求めていた感情で。
俺が憧れて、憧れたからこそ手に入れるのを諦めた想い。
「どっちにしろ、廉の体がもたなきゃ意味ねえんじゃねえの。
美愛が寝ている間だけでも寝てろ。」
「もうすぐ起きる。」
決して寝ようとしない廉。