総長からの「愛してる」Ⅱ
ーーー悠は、7代目全員の誇りをかけるつもりなんだ。
償いとして、吉良の最後の意思を繋げるつもりなんだ。
「悠、私の誇りも……」
悠の手に握られた、箱の中。
そこに私が封印したのは、私が鳳凰の姫であった証。
鳳凰総長の姫としての誇り。
來叶がお揃いでくれた、炎の羽が付いた片方のピアス。
「私の誇りも、持って行って。」
「ああ。」
悠の覚悟を目にし、私は自分のやるべきことに気付いた。
たとえ悠が、この場を決闘で納めようとしても、内部分裂してしまった8代目のみんなは納得しないだろう。
だから私は、悠が選んだ罪滅ぼしをさせてあげるための舞台を作ろう。