総長からの「愛してる」Ⅱ
さっきまで吉良が立っていた位置に無造作に投げ捨ててある、拡声器を拾った。
今、私にできることを
この悲劇を終わらせることを
私にしかできないことを…
ただ、正直に話せばいい。
「静かにしなさーーーーーーーいっ!!」
ありったけの声で、倉庫中に響かせた、私の声。
吉良みたいに、みんなを一瞬で惹きつける一言は言えないから、ただ叫んだ。
聞いてもらわなきゃ、始まらない。
「龍嵐のみんなにも、鳳凰のみんなにも聞いてほしい。
私が見つけた、私の幸せの形を。」
吉良がくれたヒントを胸に、言葉を紡ぐ。