総長からの「愛してる」Ⅱ
振り向くこともせず、ニヤリと笑った俺は、鳳凰の誇りを持ち上げる。
「美愛、持ってろよ。」
久しぶりに見る優しい笑顔の美愛に、鳳凰の誇りと俺の思いを預ける。
「美愛、お前は俺らも鳳凰も信じてろ。
お前は、どっちかを選ぼうとしてたみてぇだし、そうすることが流れになっていたかもしんねぇ。
でも、お前はもう幸せなことしか考えなくていい。
細けぇことは、俺を頼っとけ。」
最後に美愛の頭を軽く撫でて、俺は鳥遊悠希に顔を向けた。
そんな俺に、鳥遊悠希も喧嘩姿勢をとる。
そんな俺らの様子に、周りは離れ円ができ始める。