総長からの「愛してる」Ⅱ
落ちた。
自分の身に何が起こったのかわからないまま、首だけで後ろを振り向いた。
見えたのは、昴……そして、知らない男。
昴は一切表情を変えないまま、私を見ていた。
知らない男の唇が、ニヤリと形作られる。
自分が押され、空中に投げ出されたのを理解すると同時に、階段があったことも思い出す。
「す、ば……」
言い終えられなかった。
体中にはしった猛烈な打撃の衝撃で、肺から息が出なかった。
そのまま、私の体がバウンドし…………
体の転がりが止まったと同時に
意識が、なくなった。