総長からの「愛してる」Ⅱ
「それで海斗はどうしましたか?」
「……おそらく、もう隅の方に運ばれていると思います。
けど、明らかに戦力の優劣が逆転しました!」
確かに雑魚だけなら、こちら側で容易に倒せる。
けれど、昴やあちら側の幹部が現れた以上、総長が戦場にいない穴と、幹部に裏切られた穴が大きい。
特に、龍嵐にとっての精神的な土台や指揮への影響が大きく出る。
「やはり昴は寝返りましたか。」
「旭さん、お願いします。」
仲間の言葉に頷くと、僕は戦場へと踏み入れた。
一歩入るだけでそこは、別の世界だ。
緊張感と殺意、怒り……多くの感情が強く感じられ、自分の身の安全は保障されなくなる。