総長からの「愛してる」Ⅱ
『愛情』
「っつーーー!!」
私が掲げた、たった2文字しか書かれていないスケッチブック。
でも、それは海斗の核心を突くもの。
『海斗が欲しいのは、これでしょ?』
「…………んなわけ。」
誰にも愛されず、誰にも求められずに産まれた海斗。
女の汚い部分を見て生きてきた海斗。
海斗が欲しいのは、純粋に、愛情だけなんだよ。
誰かに愛されたい。
誰かを愛したい。
『わかった?自分の心。』
私を認めたい、受け入れたい…
そんなことをグダグダ考える前に、自分の心を何もわかってなかった。
自分の憧れるものさえ、理解してなかった。