*ちぇりーダーリン*
後ろからおいかけてくる
リョーヘイと公衆の視線。


あたしは早足で
公園をの出口に向かう。


「あれっ。笹川??」


ちょうど、あと三歩で
出るってところで
突然、名前を呼ばれて
声のする方を向いた。


「あれ?キリヤ、こんなとこで珍しいね。」


「あっ、ああ。まあな。」


なんかキリヤ、焦ってる?


いつもと違って変。


いや、いつも変か。


「ところで、
この間の…」


「きゃっ…。」


キリヤの話を遮り
あたしは声をあげた。


「もー!リョーヘイ!!」


後ろを見ると
自分を覆うようにして
リョーヘイがあたしを抱きしめてる。

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