過酷!?王子達とのダイエットレッスン!

「はぁ・・・はぁ・・・ここまでくれば 大丈夫・・・。」

見つからない場所と言ったら、倉庫の
裏くらいしか思いつかなかった。

息を切らせる私に比べ、
少年は肩で息をすることもなかった。

「だ、大丈夫・・・?」
心配そうに駆け寄って、手を差し伸べてくれる少年は小さいのにどこか頼もしく感じた。

「う、うん。大丈夫。ありがとう。
私の名前は瑠璃。春日咲 瑠璃。
あなたの名前は?」

遠慮がちに差し伸べたてに掴まりながら
聞いた。

「俺は川崎 輝。よろしくな!瑠璃!」

「よろしくね!輝くん!」

「何か堅いなー。輝でいいよ!」

「え。えっと、じゃあ、輝で・・・。」

男子を呼び捨てにしたことがない私には
とっても恥ずかしかった。

「あれ、瑠璃。顔が赤いよ?大丈夫?
疲れすぎちゃった?」

輝の顔がおでこにくっつきそうなくらい
近くに!!
よくよくみると、整った顔立ちをしていて、余計に恥ずかしさがっ!

「だ、だだだ大丈夫!!!!
きっ、気のせいじゃないかな?」

そういうと、輝は近かった顔を離した。
ちょっと残念・・・。
って何で残念なの!?おかしいでしょ!
離れて欲しかった癖に!

と、自問自答しているところへ輝が質問をしてきた。

「ところで、何で体育館から逃げてきた の?」

「だ、だって付き合ってるとか誤解され たら嫌でしょう?

「そんなことない!むしろ、歓迎だよ!
君みたいな可愛いこの彼女になれるな んて夢見たい!」
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