Snow Love. ~大好きなキミへ~
コンコン。
私は、『YURI』と書いてあるプレートが掛けられた部屋の扉をノックした。
「はぁい。入っていいよ」
中から聞こえてきたのは、私の大好きな百合の声。
落ちついていて、大人びた声は、いつも私の心を安らげてくれる。
優妃が百合の部屋のドアノブに手をかけた。
「よっ!なんか暇だったからさ」
「じゃん!百合、きちゃった!」
続けざまに姿を現した私と優妃を見て、
百合は嬉しそうに笑ってくれた。
だけど、その瞳はどこか悲しみを宿していて………。
「私、お茶入れてくるから、適当に座ってていいよ」
「あ、いい!私、学校に持って行ってたお茶がまだ残ってるから」
「俺も」
百合が1階のリビングに降りようとその場に立ったから、私は慌てて引きとめる。