Snow Love. ~大好きなキミへ~
しばらくすると風は収まって、代わりに春の日差しが私たちに降り注ぐ。
「……あははっ」
笑い声がしたから隣に目を向けると、なぜだかよく分からないけどお腹を抱えて笑っている光莉ちゃん。
「強い風だったね!」
ゆるくウェーブのかかった栗色の長い髪の毛を手ぐしでとかしながら、光莉ちゃんは無邪気な笑顔で私を見つめた。
その笑顔は……女の私でさえ、ドキッとしてしまうくらいに可愛くて。
「ねぇ、光莉ちゃん」
「なぁに?」
「光莉ちゃんはすごくモテるし可愛いのに、どうして男の子と付き合わないの?」
「え?」
私にそんなことを聞かれるとは思っていなかったのか、光莉ちゃんは目を丸くした。
「あ……いや、その、ね。男の子にたくさん告白されてるのに、今まで光莉ちゃんが誰かと付き合ったっていう話、聞いたことないから……」
私が口ごもると、光莉ちゃんは大きな目を細めてキレイに微笑んだ。