Snow Love. ~大好きなキミへ~


その代わりに、私の目に映るのは…………
空から舞い降りてくる、真っ白な粉雪。


ゆらゆらと浮かんでいるように舞う白い粒は、地面に吸い込まれるように落ちては消えて。


「おか、さん………うぅ……。会いた、いよ………っ」


やがて私の頬にも純白な粉雪は降り注ぎ、静かにツゥーっと一筋流れた。


でも私の頬を流れた一筋の雫は、雪が溶けた水なんかじゃなかったんだ。


…………私は、泣いていた。


その事実に気付いたとき、私はまた自己嫌悪に陥った。





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