Snow Love. ~大好きなキミへ~
もう………分からないよ。
こんな私が生きててもいいのかな……。
私、このまま生きててもいいの……?
葛藤する私の心の中で、あるひとつの答えが顔を覗かせた。
…………“死にたい“。
もうこのままなくなってしまって、お母さんに会いに行きたいよ。
そうすれば………私も、お父さんも梨乃も、幸せになれるはずだから。
────お母さん、ごめんなさい。せっかく守ってくれた命だけど、もう限界だよ。今、会いに行くからね。
もう、迷わない。
自分の中でしっかりとそう決めて、ベンチから立ち上がろうとした……その時。