【完】君ノート
〔私、過去にいろいろあって。そのせいで喋れなくなっちゃった(笑)〕
(笑)なんて語尾につけてるけど、あの時のことを思い出すだけで、恐怖で体が震える。
でも、優くんに私の言葉で悲しい顔なんてしてほしくないから…
(笑)ってつけてみたけど…
どうしよう、怖くて…手が震えてきた…。
「いいよ。無理して言わなくても…」
そんな声が聞こえて。
思わず顔をあげた。
優くんが悲しい顔をして私を見てたんだ。