嗤うケダモノ
~♪ ~~♪ ブッ ガガッ
校内に流れていた、昼のクラシック放送が途絶えた。
ナニ?
故障?
『ガガッ あー、テステス。
みんなー、聞こえてるー?』
なんで故障中に由仁の声が…
…
…
…
故障じゃねぇぇぇぇぇ?!
電波ジャックぅぅぅぅぅ?!
騒然とする生徒たち。
茫然とする日向。
視線を交わす樹と百合。
緊張感が潜む異常な沈黙の中、放送は続く…
『どーも、どーも。
二年一組、クガ ユージンです。
今日はみんなにお知らせがありまーす。』
『バタバタ… バタンッ
ガガッ ナニやってンだ、久我!
やめなさ ガガガッ』
あ、教頭センセーの声だ。
コレはサスガに強制終了だろ。
『センセー、ゴメンナサーイ。
でも、ちょっとダケだから。
ね? オネガーイ☆ ガガッ ガッ』
『…
す…少しダケだゾ!///』
おーい、教頭ー。
タラしこまれてどーすンだ。
ガガッ ガッの間に、いったいナニがアリマシタカ?