鍵の付いた羽根たちに。Ⅰ


**************
日本国でも有名な女学院。

そこに僕は通っていた。

「おはようございます!
月城様!!」

『おはよう。
皆今日は一段と可愛いね。』


ニコッと笑い彼女を見ると、
僕の言葉に頬を赤くさせたのか、

下を向いている彼女。

僕はそれを横目に見。
考えた。


僕、一応女子なんだけどな…
一人称は僕だけど、
僕は月城 梓っていう女子なんだけど…

そんなことを考えたが今さらどうでも良い。
僕が男でも女でもどうでも良いこと。


"興味"がないことだ。
< 4 / 53 >

この作品をシェア

pagetop